晴れ
前回から4ヵ月もあいてしまいました。
それで私、明日からまたロンドンに行ってきます。
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3月11日、母の誕生日。
代々木のオフィスビルの7階で仕事をしていたら、突然ものすごい揺れに襲われました。
あんな揺れを体験したのは人生で初めて。
棚の上からファイルやらが崩れ落ち、観葉植物が倒れて中の砂が床に広がり、
壁にかかっていた時計が床に落っこちてきた時は、
冗談抜きで「えっ?私ここで人生終わったりするのか?」という思いが脳裏をよぎりました。
私のデスク周り
当時、オフィスには私を含めて二人きり。
巨大な揺れがしばし収まったのを見計らい、
ひとまずビルの外に出ようと部屋のドアをあけたら、
廊下の壁に備わっているクローゼットの扉が開いて
中の物が落ちてきていたらしく、廊下が物で埋まっている!
やばい、閉じ込められる!!と高まる恐怖心と闘いながら、とにかく玄関へと急ぎました。
そこで、ワンフロア上の部屋にいた社長と合流。
1階まで降りると、同じビルの人はもちろん、
近隣のビルにいた人たちも、わらわらと外に出てきていました。
その日は一日中、ずっと揺れていて地震酔い。
オフィスに泊まり、翌日の夜、帰宅。
その後もずっとずっと揺れていました。
地震発生から家に帰るまでの三十数時間の間に
原発問題が勃発し、また被災地の状況が徐々に露になっていくなか、
断続的な揺れを体感しながら、飛び交う情報を血眼になって追いかけていたせいか、
一日がとても長く感じた。
発生から2日後ぐらいでも、まるで一週間ぐらいに感じるほどでした。
計画停電の影響で電車は臨時ダイヤ。駅に人があふれたり……
スーパーやコンビニの棚が空っぽになったり……
などなど、首都圏でもいろいろとパニックが起きました。
あれから1ヵ月。事態はまだまだ収束せず。
ここ数日、また大きい余震が頻発していて、不安が募ります。
だいぶ揺れには慣れたと思いきや、ちょっと大きいのがくると
ビビって固まってるし。。。
最近じゃ「今日、地震あったよね」じゃなくて
「今日、地震きてないね」なんていうのが普通になったり。
そんななか、日本人として日本を離れるのは、なんというか、
事故で大ケガを負い、いまだ重傷の家族とか友達を置いていくような、
どうにも心もとない気分です。
また、あの日から連日、テレビや新聞のニュース、またツイッターなどを通して
被災地や原発の状況を目にしては、ハラハラうるうるしてばかり。
私なんか特に何の被害も受けていないに等しいんだから暗くなってる場合じゃない、
明るいこと考えて、できることやっていかなくちゃ、って思うんだけど、
次の瞬間には自分自身の不甲斐なさに直面して悶々。
なにやっとんのじゃあたしはー!(金八風です)
でも、フランスの詩人、ラ・フォンテーヌの名言、
「急いでも無駄。大切なのは間に合うように始めることである」
が染みたので、その言葉を胸に、ロンドン行って来ようと思います。
ということで、行ってきます。
一日も早く、日本が元気になりますように……!!!