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恒例のシューメイキング。
靴作りの先生であるアリソンが今週木曜は都合が悪いとのことで、
本日火曜日に差し替えとなりました。
今日はいよいよ、アッパーの縫い合わせとステッチに入った。
旧型のでっかい足踏みミシンを使うのだが、これが難しい!
特に私が挑戦しているギリーブーツは波打つようなステッチがあるため、
ダダダダダーッと勢いよく縫うのは、シロートの技術では不可能。
ミシンのホイールの部分をえっちらおっちら手で回して、
ゆっくりゆっくり進めていくしかない。
それでも思わぬ方向にいってしまったり、
踏み込みが甘かったりで、なかなかうまくいかないんだけど。
しかもこのホイールが固くて重くて、右腕がすっかり筋肉痛。

カッティングにしても、シューホールを開けるにしても、ミシンを使うにしても、
とにかく力が要る。こんなに体力を使うとは思ってもみなかった。
毎回、作業の翌日は筋肉痛になったりしてるんだから。
そりゃあ手にでっかいタコもできるってものです。

とはいえ、だんだんと形になっていくのを見るとわくわくしてくる。
作業は当初3日間の予定だったけど、もう1日必要になった。
というわけで来週が最終です。足入れする日が待ち遠しいなあ。

今日はクリスマス・ナイトショッピング*1の日。
作業が終わって靴屋を出ると、町はすっかりお祭りムード。
マーケットスクエア周辺を中心に屋台もたくさん出ていた。
友達とふらふら歩き回りながら、やっぱりトットネスっていい町だなあとしみじみ思った。

もちろんロンドンも魅力的な街に違いない。東京だっていい街だ。
街に住んで生活を営み、多かれ少なかれ街と関わりをもつようになると、
大抵の場合そこになじんできて、愛着を感じるようになるものだと思う。
というか、やっぱり結局は人との関わりに尽きるんだろうな。
そこに住む人と触れ合って初めて、その街の輪郭が見えてくるような気がするもん。

私はもう大都市に幻想は抱けなくなっているんだなあと実感したりもした。
たぶんこれでいいんだと思う。でもちょっと切ない。
歳をとるってこういうことなのかもしれないと時々思う。

*1 今日からクリスマスまでの毎週火曜日、トットネスにあるほとんどのお店が
夜9時まで営業。ストリートに屋台も出て、大道芸人も現れたりと、賑やかです。

●today’s photo:CHRISTMAS ILLUMINATION IN TOTNES

Town called Totnes_d0031955_21545953.jpg

by satoritti | 2005-12-06 21:51 | days

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