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ここ最近、ダーティントンで2本映画を観た。
一つはケビン・ベーコン、コリン・ファースが主演している「Where the truth lies」。
実はこの日は天気がとてもよくて、ダーティントンまで歩いている途中で
ついつい景色に見とれて立ち止まったりとか、
川に浮かぶカルガモたちをついついぼんやり眺めたりとかしてしまい、
現地に着いたときにはすでに映画が始まって15分経っていた。
が、割とわかりやすい大人のサスペンスドラマだったので、なんとかキャッチアップ。
内容は火サスとか土ワイっぽい感じ(名声、欲望、セックス、ドラッグ、隠された過去、
真実を求める女性ジャーナリストなどなど)。
しかしコリン・ファースって最近よく働いていますね。脂がのっている感じがします。
ケビン・ベーコンも顔を見ると歳とったなーと思うけど、
相変わらずいい体してました(特にお尻)。

そしてもう一本は、チャールズ・ブコウスキの短編集から題材を得た、
マット・ディロン主演の「Factotum」。
最初チャールズ・ブコウスキって誰だっけ?と思ったけど、「町で一番の美女」の作家でした。
しかもこの作品もだいぶ前に読んだ気がするけど覚えてない。
すごく面白いのかと期待して読んだら、私にはちょっと荒すぎて
あまり楽しめなかったような気もする。きっと原書を読めたら(英語のニュアンスを
理解できたら)すごく面白いんじゃないかと思いますが…。

ともあれ。
マット・ディロンは自称ライター・事実フリーター(しかもまともに働けない)もしくはヒモの、
いい歳した男。何かありそうに見えて実際何もないってやつ。
というか、ただのどうしようもない人。
やー、ほんとタイトル(直訳すると「雑用係」「用務員」)が示すとおり、
ライターというのがいかにインチキで誰でもなれて何の役にも立たない職業かということを
痛感します(まあ、ちょっと語弊はありますが)。
私自身もこの1ヵ月の間、ちょっとバイトでもできないかなと思ってjob centreなんかにも
行ってみたりしたのですが、そこで「経験者優遇」という文字を見るたびに
私ってほんっと何の経験も実績もないなー、ほんっと使えねーなーとしみじみ思ったのだった。
日本で10年以上同じ仕事してたのに、こっちでちょっと目先のお金を稼ごうとしたら、
そんなの何の役にも立たないんだから。実用的じゃないんだよね。
だけど歳だけはとってて、まったくいやになってきますよ本当に。まーしょーがないけどさ。

人生これから、ということで。

●today's music:NUMBER GIRL/VARIOUS
久しぶりに部屋でナンバーガールの曲をいっぱい聴いた。
ここに来たばっかりの頃はナンバガを聴く気が全然しなかったものだったが、
今ではそんなこともなく、一人でノリにノッて聴いた。
あーーーー! カッコいい音楽が聴きたあーーーーーい!!

by satoritti | 2006-02-09 00:25 | days

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