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ついに行ってきちゃいましたよ、Sutans of Pingのロンドンgig!
いやーもー感慨深いのなんのって。だってあれからもう、十数年は経っている。

私は彼らと二度、偶然の出会いをしている。
一度目は、大学卒業時の卒業貧乏旅行中。フランスからイングランドを通り、
船でアイルランドへと向かう予定だった。まずはパリから夜行列車に乗り、
早朝ロンドンに到着。同日の夜にはロンドンを発たねばならなかったので、
その日一日、何をしようかと友達と考えながら、駅の売店でとりあえず「タイムアウト」を
パラパラとめくったところ、ちょうどその日の午後、ピカデリーサーカスの
タワレコ(現virgin megastore)で、当時大好きだったsultans of ping f.c.の
インストアライブがあるという記事を発見。これは行かないわけにいかない!

というわけで、すっごくいいタイミングでインストアライブ鑑賞。
しかもそこではサイン会も催されていて、彼らと直接話せるチャンスがあった。
なので「これからアイルランドに行くので、あっちでgigに行きますよ!」
と言ったら、「お~そうかそうか、じゃあ向こうでね」みたいな気さくな返しもしてくれて、
ますますファンになったのだった。

そのあとアイルランドにわたり、早々にダブリンで彼らのgigのチケットを押さえ、
それからアイルランドの主要都市を巡って、数日かけて島内をざっと一周した。
そして最後にもう一度、ダブリンに戻って彼らのgigを見る予定だった。
で、そのダブリンに戻る直前までいた街が、corkという彼らの出身地だった。

ダブリンに向かう朝、corkのB&Bを出て駅まで歩いていると、
見覚えのある人たちが目の前に。
ぎゃー。sultansのみなさん。なにやら里帰りしていた模様。は、話しかけなくちゃ!

「あの!こないだロンドンでサインもらったんだけど!今夜、ダブリンのgigに行きますよ!!」
「ワアオー。じゃあさー、紙とペン持ってる?」
言われるままに紙とペンを出すと、ナイル(vo)はそこに
「We are on the fuckin guest list,asshole」
となぐり書きし、「これを受付で見せればバックステージパスがもらえるから」って。
え、ええー!!!

そんなこんなですっかり舞い上がってしまった私たち(友達もすっかり夢中に)。
しかし冷静に考えて、ほんとにこんな紙切れで通してもらえるんだろか?
だって名前も何も書いてないよ?

と思ってたんだけど、これが通れちゃったのである。
入り口で恐る恐るその紙を出したところ、それを見た受付の人がくすっと笑い、
はい、じゃ、こっちから入って、と指示したのを、今でも鮮明に覚えている。

ライブはもちろん大いに盛り上がり、すっごく楽しかった。
しかもバックステージパスを持っている私たちは、そのあと楽屋へと足を運び、
彼らにビールをもらい、一緒に写真を撮ったりなんかした。
どうやってその場から出て、どうやって帰ったのかは、興奮していたせいか、
なんかあまり覚えていない。でもとにかくすっごく楽しくってうれしかったのだった。

ふうー。長くなったし時間もないので、今日はこれにて終了。
2回目の偶然と今回のgig詳細については後日アップします。

(つづく)

by satoritti | 2006-12-15 12:27 | music

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