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さすがに昨晩より荷造りを開始したのだが、こりゃ思ったよりかかりそうだ。
時間はもちろん、ダンボールも、予想以上に必要になりそう。
これは甘く見てたかなあ、ちゃんと火曜までに終わるかなあと心配になったのだが…。

ほんの数日前にザゼン友達より、
「無戒アコエレのFACTORYの収録に当たったんだけど行かない?」
というメールをもらい、「なぬー!いくいく!」とソッコーで返事をした私。
今週のあたまに別の友達から「週末に遊ばない?」と誘われたときは
「荷造りあるから無理だなー」なんて断っておきながら……許せ友よ。
これを逃すと、しばらく見るチャンスがないのだ……御免。

無戒アコエレとは、ザゼンの向井くんのソロプロジェクトで、
正式には「無戒秀徳アコースティック&エレクトリック」という。
ちょい前に初めて見たんだけど、これがやっぱり面白くて。
自分のまわりにいろんな楽器を置いて、一人で全部やるの。
ザゼンの曲をアコースティックバージョンでやったかと思えば、
時にシンセとかで効果つけてみたり、エレキが入ったり。
それがただの実験的な音楽に留まらないところが無戒的。
そして、流しのオッサン風な趣もあるのが、またたまらない。

で、夕方、収録現場のフジテレビへ。けっこうな数の人々が集まっていた。
今日のラインナップは、ジムノペディ、トルネード竜巻、ROOSTER(from UK)、
無戒アコエレ、そしてムーンライダーズ。
拘束時間は5時間以上。収録なので、途中退場はできないらしい。
オーバー30にはキツいところだ。実際キツかった……。

しかし、無戒くんは今日もすごかったよ。まず登場で度肝を抜かれた。
あの格好はどう見ても、平日の真っ昼間からワンカップ片手に
公園や駅前のベンチに何をするわけでもなく(時にハトにエサを
やっている。小脇にセカンドバッグを抱えて)座っている、胡散臭いオッサンだ。
それで、口元にはハーモニカがセットされている。手にはアコギ。時にエレキ。
あれで背中に太鼓をしょえば、今度は上野公園とかによくいる「一人バンド」の人だぞ。
まあ、実際に無戒くんのやってることは「一人バンド」なのだが。

だけどライブが始まると、その格好が全然気にならなくなってくるから困るよ。
そして2曲目からは怪しいジャンパーとキャップとサングラスを脱ぎ捨てて、
いつもの、アロハシャツを着たメガネの無戒くんに。

どの曲もよくてじっくり聴き入り、見入ってしまったけど、なかでも
NEKOMACHIのアコエレバージョンが、やはりすっごくよかった。
最初はエレキから入って、メインはアコースティックなんだけど、
途中からまたエレキが入って音がぐーんと広がるの。
とても一人でやっているとは思えないサウンドと存在感。すごーい!興奮。
今日はかなり近くで見られたので、何度も目が合ったんだけど(本当に本当です)
刺されたわー。あの、一人じりじりと燃えている感じ。
あんなにオッサンくさいのに、なんであんなにセクシーなのかしら。

ムーンライダーズも今回初めて見た。民族楽器とか多用してて、
なんだかカオティックなことになってたんですね。
結成30周年だそうだ。ヤッホーヤッホーナンマイダ。

そうそう、あとROOSTER。大人気でびっくりした。黄色い声が飛んでいた。
音はストレートなハードロックなんだけど、パフォーマンスがなにかアイドル的。
あのままだと、日本ではベイシティーローラーズのようなポジションに
収まってしまうんじゃないかと思われますが……どうでしょう。大丈夫かしら。

●today's music:グループ魂/OVER 30 DO THE 魂
OVER 30つながりで。内容はあまりに男子的なのでノーコメントです。
ちなみに今日のタイトルと同名のお芝居(byナイロン100℃)を数年前に観ました。
もちろんこれもムーンライダーズの歌にちなんでいたんだけど、
「で、この芝居のどこがDON'T TRUST OVER 30なの?」と思ったような覚えが。

by satoritti | 2005-05-14 03:45 | music

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