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曇り

Russellからずいぶん前に借りたDVD「Young Ones」の
シリーズ1とシリーズ2を最近やっと全部鑑賞。いやー、これかなり面白かったー!Young Ones!_d0031955_736886.jpg


「Young Ones」は1980年代にBBC2で放映されていたシチュエーション・コメディ番組で、
ロンドンの汚いフラットをシェアする学生4人(誰一人として学生に見えないところがミソ)の
どーにも救いがたいクレイジーな日常を描いたドタバタ劇。

最初に観たときは字幕なしだったので、小汚い若者4人が
わーわーぎゃーぎゃー騒いでモノを壊してアタマとか殴って……と、とにかく大騒ぎ、
というか、うるさすぎて、いまひとつ面白さがつかみきれない部分があったんだけど、
字幕付きで観たら大ウケ。すっかりファンになってしまいました。

何が面白いって、とにかく出演者のキャラクターがイイ。
アナーキーなRick(Rik Mayall)、バイオレントなパンクスVyvyan(Ade Edmondson)、
インチキくさい小男Mike(Christopher Ryan)、
なんともしょぼいヒッピーNeil(Nigel Planer)の4人のほかに、
無意味に明るく厚かましい大家のBalowski(Alexei Sayle-超オモロイ)と、
濃ゆいのなんのって。ジョークもアナーキックでブラック、とってもブリティッシュ(特に
最終話のラストシーンはいかにも)。また、家にあるいろんなもの(動物含む)が
擬人化されて絡んできたりと、ちょっぴりシュールなのもイイ。

さらに特筆すべきは、毎回ミュージシャンやバンドが出演して演奏するってこと。
MotorheadやらMadnessやらDamnedやら、ラインナップも濃く、
しかもテーマソングはCliff Richard and the shadowsときたもんだ。

脚本はRikと彼の当時のガールフレンド、Lise Mayer、そしてRik&Adeの大学の同級生、
Ben Eltonの3人による共同。ちなみにRikとAdeは後に相方同士として、
その後もいろんなコメディを手がけたようです。
うーん、いつかこれ、翻訳して日本でも発売させたいわ!

●today's music:Les Dragueurs/Bob
Rip OffsのJon Vonさんによる60sスタイルのフレンチ・ガレージ・パンクロック。
歌詞は全部フランス語。なんともいえないユルさがよくてハマリます。
Jon Vonさんがとっても楽しそうに演奏しているmyspaceのYoutube動画もサイコーです。

by satoritti | 2008-10-13 07:15 | film

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