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私の下半期最大のイベント、Jay Reatard追っかけ週間が終わってしまいました。
ああーーなんて楽しい一週間だったんでしょう。
間違いなく今年一番燃えた一週間でした。

11月24日(月)@Old Blue Last

出かけるギリギリまで仕事でバタバタしていて、まだ気持ちが切り替わってないまま、
あやこちゃんとKings Crossで待ち合わせてバスでOld Streetへ。
今日はフリーギグ、入れなかったから困る~、というわけで、7時半すぎにvenueに到着。

8時半のドアオープンと同時にゾロゾロと客が入っていき、数十分後にはいっぱい。
このvenueは見づらくて好きじゃないんだけど、とりあえずギネスを飲みながら待機。

9時半近くなって、やっと前座のThee Vicarsが登場。
悪くなかったけど、すごく緊張してるように見えた。
いつもの勢いに欠けるというか、切れ味に欠けるというか。
お客さんが多かったからかなあ。

と、思っていたら。
今日はJayのご機嫌が相当ナナメ。もしかして舞台裏で何かあったのかも。
Vicars終了後、すぐに姿を現して準備に取り掛かる彼でしたが、ひどくムッツリ顔をしている。
まあ、いつもムッツリ顔なので、最初はいまいち気づかなかったんだけど。
私はJayのまん前を陣取り、準備してる様子をカメラに収めたりしていた。
今回は途中でアコギも使うためか、エフェクターを5つも使ってて、
その一つ一つを正確に配置してる姿は、
まるでこれから闘いに臨むファイターのよう。カッコイイ~!
しかも間近でジロジロ見ていて気づいたんだけど、
手がすごくきれいなの~☆ 二度惚れ☆ 
このへんから私もドキドキしてきた。

そしてそろそろスタートかな~、というところで、
ステージ上のJayが怒った顔でジェスチャーしながら、
フロア後方のサウンドマンに何か訴えている。
どうやらエフェクターの一つが作動しないらしい。
もう一度、自分のミスじゃないかどうか確かめて、そうじゃないと判断した後、
マイクを通して「こっちじゃないよ。アンタだよ」と怒って一言。
会場内、シーン。
そして次の瞬間には、「ったく、めちゃくちゃだな。もういいよ、待てねえよ」
(だいたいこんな感じだと思います)
と言い捨て、グオワ~~~~~~!!!とgigがスタート。
Jay Reatard week!!!!!(day1)_d0031955_10333557.jpg


彼は以前インタビューで、自分にとって「怒り」が最も表現しやすい感情だって言ってたけど、
今日はまさにそんな感じで、終始、火の玉のように燃えていた。
あれだけ激しいGIGなので、客も煽られて暴れがちなんだけど、
無闇やたらに暴れている客にステージおよびGIGを荒らされるのが嫌いな彼は、
前へ前へとなだれてくる人々でスピーカーがどんどん押されて
ズレていくのもかなり気になってたみたいで、
押されてくるスピーカーを演奏しながらガンガン蹴っ飛ばして、元の位置に戻そうと必死。
Jay自身はたぶん、楽しいgigがしたいだけなのに、その激しさから、
自分の意思とは無関係のところで、暴動が起こってしまうんだよね。

私はといえば、暴れる客をよけながら、そしてビールとか引っ掛けられながらも、
最前列端っこ(もちろんJay側)で踏ん張って踊っていた。
いや実際、GIGはすごかったんですほんとに。ため息が出ちゃうぐらい。
圧巻のひとこと。ひどく怒っていてかなり怖かったけど、
それをあんなふうにパフォーマンスに昇華してしまう彼は、
やっぱりすごいとしか言いようがない。
燃えて燃えて、火の粉が飛び散ってきそうだった。
Jay Reatard week!!!!!(day1)_d0031955_1058533.jpg


終了後、すごかったねえ、とか言い合いながら出口に続く階段を下りていくと、
楽屋から出てきたJayがうつむきながら階段を上がってきた。
近寄りがたい雰囲気で、声はかけられず。

あっという間の40分間だったけど、まだ残り2日あるだけに、
心に余裕がある私なのであった。

(つづく)

by satoritti | 2008-11-24 09:55 | music

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