人気ブログランキング | 話題のタグを見る
というわけで、立て続けに2日分更新です。

市役所に行って転居届を出してきた。

予定はあくまで未定だが、今のところ1年は日本を不在にするつもりである。
となるとこの先1年間、国民健康保険料を支払うのは無意味だ。
もし、国保に加入した状態のままでいる=今年分の保険料を支払っていると、
万一、向こうで病院にかかるようなことがあった場合、
帰国後にいちおう保険がおりるらしいのだが、でもどうやら補償されるのは
日本で同様の治療を受けた場合にかかる治療費に相当する分だけらしい。
たとえば現地で盲腸になって、仮に50万円かかったとしても、
日本での盲腸の治療費がたとえば10万円だとしたら、その分しか保険がおりないんだって。
しかも診断書等も自己責任できちんと翻訳して提出しなければならなかったりと、
いろいろ面倒くさそうなのだ。それでも保険かよ。

AIUの留学生保険にはどっちにしろ加入するつもりでいたので、
とりあえずはこれで十分だろうとも思い、国保はひとまず抜けることにした。
そのためには、転居届を出さなきゃならないのです。海外へ移住するので抜けます、と。

そしてこの十数年、見て見ぬフリをしていた年金問題。
どうせ年金なんてもらえっこない、もらえたとしても微々たるものだ、
だいたい国の年金制度はおかしい、矛盾だらけだ、とさんざん思っていて、
ずっと払ってこなかったんだけど。

ついに払うことに決めました。私も年貢の納め時?
いや、そういうわけじゃないんだけど。いろいろ考えた結果。
まあ、なんにせよ自慢げに言うことじゃあないが。

ところで、ものすごい久しぶりに市役所というところへ行ったのだが、
なんだかワイワイガヤガヤ賑やかで、面白い人がいっぱいいた。
役所なんて頭が固くて融通がきかない人ばっかりかと思ってたけど、そうでもないんだね。
スナックのママみたいなのとか、落語家みたいなのとか、いろいろいた。

特に年金のことについて対応してくれた、ひょろっと痩せててメガネをかけた
音楽の先生みたいな風貌の、きのこ頭のおじさんが面白かった。

実は昨日も市役所に行ったのだが(夕方ギリギリの時間だったので
話を聞くだけで終わってしまった)、私が今までの事情を話すと、
おじさんは「とりあえず今、加入して2年前まで遡って支払うか、帰国してから
イチから始めるか、どっちでもいいですよ。まあちょっと考えてみてください」
等々、ずいぶんとフレキシブルなことを言うのだ。役所の人間らしからぬ雰囲気で。

それで私もいちおう一晩考えたんだけど、結局、やっぱり今から支払おうと決めて、
さっそく今日、再び足を運んでおじさんにそのことを言うと、おじさんは、
「どうもどうも、私も昨日家に帰ってから考えたんですけどね、
ちょっと幅をもたせすぎたこと言っちゃったなあと反省しましてですね。
やはり役所としては、今すぐ加入してくださいと言わなくちゃいけなかったなあと。
そうでないと、めちゃくちゃになっちゃいますよね。
いやあ、今日来てもらってよかった、ありがとうございました」
なんて、早口でぺらぺら喋って、またその喋り方が面白くて、
しまいには、まじめな顔してお辞儀までするもんだから、もう可笑しくて。
母も一緒だったのだが、途中から二人してくすくす笑ってしまった。

なにはともあれ事務的なことが徐々に片付いてきて、少し気分が軽くなってきた。
ほんっとにめんどくさいんだよな、こういうのは。

市役所での諸々の手続きのあと、久しぶりに車を運転して、
今は亡きペットのうさぎ、さくらのお墓参りに行ってきた。
それで、形見をなくしちゃったことを謝ってきました。ほんとにごめんね、さくら。

そういや、市役所のきのこ頭のおじさんは、ついこの間ここでも話題にした、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクに似た感じだったよ。うん、似てるなー!

●today’s disc: RADIOHEAD/KID A
レディオヘッドは1stをよく聴いたが、そのあとはなんとなく遠ざかり、
つい数年前までほとんど聴いていなかった。だけどふとしたきっかけで聴いた、
このアルバムの1曲目「Everything in its right place」にグッときてしまい、
それからまた最近のを聴きだした。そして2年前のサマソニ。すごかった。
Creepの封印?も解き、なんだかとても自由な感じのトム・ヨークさんがそこにいました。

by satoritti | 2005-06-16 23:05 | travel

<< 念願のズーラシア、かしましラクーア。    ZOO STATION >>