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お祭り騒ぎも好きだけど、家に引きこもって一人ちまちまと過ごす週末も案外好きだ。
音楽を聴きながら、いつの間にか伸びている前髪を切ったり、
爪の手入れをしたりしていると、あっというまに時間が過ぎている。

土曜の夜、学校の友達とパブへ。
ドイツ人のフランクが、サイコロを使ったゲームを教えてくれた。
トランプのダウトみたいなやつで、要はウソかホントかを探り当てる
駆け引きゲームなのだが、これがすごく面白かった。
相手の言っていることが信じられずに「ウソでしょ!」と言うと、
それはだいたい本当だったり。
ウソかもしれないなと疑いながらも見過ごすと決めて自分の運に賭けると、
それが思いも寄らず、いい方向に転んだり。
まるで人生の縮図のようでありました。
そんでもって私は、リアルライフにおいての駆け引きは相当に苦手ですが、
こういう駆け引きゲームはけっこう好きなので、とっても楽しかったのでした。
駆け引きの仕方や反応もそれぞれ違って、それを見るのもまた一興でありました。

そういえば、今日から冬時間になりました。つまり、今日から日本との時差が
9時間に広がります。このサマータイムってやつが、どうもよくわからない。
もともとは省エネ問題が発端らしいんだけど、それにしても
なんで時間を勝手に操作できるのか? 「今日の夜から1時間戻ります」って、
誰が決めているのか? しかもどの時点で1時間ずれるのか?
調べればわかることなのかもしれませんが、なんにせよ不思議です。
疑り深い私は、朝起きたとき「ほんとに世の中は1時間逆戻りしているのかしら」と、
疑心暗鬼になり、テレビをつけてみたけれど、正確な時間はわからず。
まあ、結局はすべての時計を1時間逆戻りさせたのだけれど、いまだフシギ感は拭えず。
しかも、1時間増えただけなのに、今日一日がとても長く感じられた。
これもすごく奇妙でした。時差ボケとはまたちょっと違った感覚なんだよね。
いつも夕方6時にご飯を食べている犬のサムも、5時ごろにお腹がすいてしまったらしく、
「ご飯まだ?」という顔をしてエサのトレイの前で待機したりしていた。
そりゃそうだよね。突然1時間ずれちゃってさ。意味わかんないよ。

●today’s disc:THE STRANGLERS/RATTUS NORVEGICUS
今夜テレビで70年代のパンクやグラムロックをざざっと振り返る番組をやっていた。
おじさんになったマルコム・マクラーレンはピンクのニットからストライプ柄のシャツを
お洒落に覗かせていた。頭がセクシーに禿げ上がったストラングラーズの
ヒュー・コーンウェル、アロハシャツを着たダムドのキャプテン・センシブル、
いまだに黒っぽいスージー(&ザ・バンシーズ)、いまだにノーティーなスリッツの人、
いまだに見た目が若々しいスージー・クアトロなどなど、いろんな人が出てきて面白かった。
もちろんみんなおじさん&おばさんになって穏やかにはなっているのだが、
やっぱり色っぽくてカッコイイのだった。昔の映像もいろいろ流れたのだが、
なかでもテレビ番組に出演してつまんなさそうに喋っているジョニー・ロットンと、
誰だったか忘れたけど、70年代のパンクを称して「中流階級のアイデアによる
労働者階級の音楽」と言っていたのが妙に印象に残った。

by satoritti | 2005-10-30 22:58 | days

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